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コンパクト作用素のノート

コンパクト作用素のノート

概要

関数解析の基礎(Hahn–Banachの拡張定理,開写像定理,Banach–Steinhausの定理くらい)を前提として,コンパクト作用素やFredholm作用素について解説します.

余裕があったら,コンパクト正規作用素のスペクトル分解の初等的な導出,弱コンパクト作用素,半Fredholm作用素について書き足すかもしれません.

更新履歴

2020-09-18: 公開

2020-09-19: 誤植を修正しました.

2020-09-25: 誤植などを修正しました.誤植の修正の一部は,hf_725 さんから頂いた指摘によります.ありがとうございます.

2020-10-01: コンパクトHermite・正規作用素のスペクトル分解と,Fredholm作用素の双対作用素について加筆しました.スペクトル分解定理は,数域半径を利用して比較的初等的な方法で証明しています.

2021-06-01: Hilbert空間の内積を左の引数に関して共役線型,右の引数に関して線型と改めました.また,「Hermite」をやめて「自己随伴」に直しました.その他,誤植を修正しました.